オーケストラに入団してから1年が経った

正確にはすでに1年以上経過していますが.

入団してすぐ演奏会があったので,初めのころは演奏にいっぱいいっぱいだったし,楽団の暗黙のルールとかそういうのもさっぱりわからん状態だったので*1,だいぶ迷惑をかけていた気がする.
自分の場合は,他人との距離感をつかむのに時間がかかるのでだいぶコミュ障ぽい振る舞いをしていたと思うし…

吹奏楽と違って,1曲がとても長い作品を演奏する機会が多いので,練習のスピード感も違うし,予習復習がものすごく大事なんだなということがわかった.
初めのころはオーケストラの練習の雰囲気がわからず,どんな曲なのかわからないまま練習に行っちゃって,叩けないで練習が終わるとかあって散々だった.
最近はちゃんと音源聞いたり,スコア読んだりしてから練習に行っているので,だいぶマシになったと思う.思いたい.

いまは数ヶ月後にある演奏会の練習をしているのだけれど,これまで何度か演奏会を経験して「ティンパニが第2の指揮者」と言われる所以を感覚で理解し始めている.
例えばロールでクレッシェンドするとか,場面転換のタイミングで叩く1発とか,そういうところでうまく叩けると,オーケストラを支配している感覚があって(とてもおこがましい),けっこう気持ちいい.
「第2の指揮者」と言われる分,プレッシャーはものすごくあるけど,あの支配感はけっこう病み付きになるものなので,演奏の原動力になっている気がする.
吹奏楽を10年以上やっているなかでティンパニを叩くことは何度もあったけど,その当時は演奏することの気持ちよさはあっても,支配している感覚による気持ちよさは感じてなかったので,これはオーケストラ特有なのだろうか.それともたまたま私がわからなかっただけか.

*1:そもそも,新メンバーに対しての説明がないことがよくないと今は思う