数十年後のわたし

2014/03/10更新のゆーないとさんの連載で,小学校の学芸会のことを思い出した.

小学5年のときの学芸会では,担任の先生が劇の台本を書いてくれた.
その劇は地元を舞台にした話で,登場人物は生徒自身だった.
昔すぎてほとんど覚えていないんだけれど,最初は,自分たちが小学5年生の役で登場して,将来のことを話し合っていて.
その後,数十年後に再び地元で出逢って,どんな仕事をしてるか,どんなことで悩んでるのか,他の友人たちは何をしてるのか,を話し合ったりする,そんな内容だったと思う.
たぶん,青春ドラマっぽいとか思うような雰囲気だったんじゃないかな.
先生は,生徒の好きなものや得意なことをベースにして役を当て書きしたんじゃないかと,当時はなんとなくそう思ってたし,いまもそう思っている.

その劇の中で,「数十年後のわたし」は,農業関係の研究者になっていた.
当時の自分は,農業関係の仕事に就く気はなかったので,自分はこの劇の通りにはならないだろうなーと感じていた.
でも,ゆーないとさんの連載を読んで,この劇のことを思い出して,農業関係にはやはり関わらなかったけれども,研究の道に進んで,研究に関わるお仕事に就くことにはなったなあ!と気付いて,小学5年生のときに演じた「数十年後のわたし」はまんざら嘘でもなかったんだなあ,と.

当時のクラスメイトたちとは中学卒業以来,まったく連絡を取ってないので,みんながいま何しているのか知らないけれど,みんなはあのときの劇のことと今の自分たちについて,どう感じているのかなあ.
当時の担任の先生は,どういう思いであの劇の台本を書いたのかなあ.聞いてみたいなあ.