TAってなんだろう?

これは,Kosen Advent Calendar By Teachers 22日目の記事です.TA枠での参加となります.
@june29先輩からこんなメールが流れて来まして,新春高専カンファレンスでTAについてLTしたし,TA枠でなんか書けないかなあと思い,ネタをひねりだしてみました.どうぞ,よろしくおねがいします.

自己紹介

釧路高専情報工学科卒で,現在は筑波大学で大学院生(博士課程)をしております.
高専時代は学業よりも吹奏楽!ということで,情報工学科の先生方よりも吹奏楽部顧問の山田先生に大変お世話になっておりました.

普段は自分の研究をしつつ,後輩の指導をしたり,TAをやったり,趣味で音楽をやったりこういう会社インターンシップをしています.
将来は教育にたずさわりたいなあと思っています(まだ,ぼんやりと).教育にたずさわる形は「学校の先生」だけではないと私は考えているので,どんなお仕事に就きたいのか模索中です.

TAってなんだろう?

1月の新春高専カンファレンスで,TAを題材にしてLTしたわけですが,そのときとはちょっと違うお話をします.主に,大学でTAをやった経験にもとづいてお話をします.

高専や大学におけるTAってなんだろう?と考えたとき,いまの私だったら「先生と学生をつなぐ役割」と答えます.授業における先生と学生との関係は「1対多」ですが,TAと学生だったら限りなく「1対1」に近い関係になれると思うのです.
高専だと,先生と学生の(心理的な)距離っていうのはけっこう近いので,現役の高専生にはあまり実感がないかもしれませんが,これが大学になると先生との距離はかなり遠くなります*1
先生方は複数の授業を担当しているので,担当するすべての授業で,各学生の理解度や集中度を把握するというのはとてもむずかしいのではないかと思います(高専の先生だとどうなのでしょうか?)
ですが,先生と学生の間にTAがはいることによって,学生とTAの間でのやりとり,TAと先生の間でのやりとりが生まれます.

私が学部生の授業でTAをやるときは,ただ学生から質問を受けて答えるだけではなく,それぞれの学生がどんな性格なのか,授業の内容をどのくらい理解しているか,など細かいところまで見ています.そうすることで,どの学生を気にかけたらよいのか,学生が理解できていないところはどこなのか,この先の授業をどう作っていけばよいのか,を先生と話し合うことができます.先生は学生の状況をより把握できて,授業の作り方を改善することができるようになるのでは?と思います.

また,インターンシップを始めてからは,授業の内容に興味を持ってもらう,専門分野に興味を持ってもらう,ということも意識して学生と接することができるようになりたいなあと思うようになりました.文系の授業でTAをやったときに意識してはいましたが,なかなかうまくできませんでした.がんばりましょう.

おまけ:学生のみなさんへ

TAをやっているとレポートや演習問題の評価を担当することがあります.そのときに常々思うのは,「他人が読むことを意識して,文章(解答)を書いてくれ!」ということです.

例えば,私がこれまでTAをやっていた中でよくあった事例は,

  • 答えだけが書いてあるけど,あなたはどういう過程を経て,答えを導出したの?
  • 導出過程が書いてあるけど,結局,導きだした結論はどこに書いてあるの?

という,2つです.

書いた本人はわかっていても,他人からしたら「ほんとに理解してるのかな?」「結局,何が言いたいの?」となり,最悪の場合,評価されないことになります.ですので,「他人が読んでもわかるかな?」「自分はこのレポートで何を言いたいんだっけな?」をきちんと意識してほしいです(自戒も込めて).
レポートとか小論文の書き方がわからなかったら,先生や先輩に聞きましょう.そういう本を読みましょう.バツをもらってあらかた文句を言ったら*2,自分のレポートはなぜダメだったのか,それを改善するにはどうしたらいいのか,次へ向けて行動しましょう.先生方や先輩方はきっと,きちんとアドバイスをしてくれるはずです.

最後に

TA枠ということで,いまの私が思う「TAってなんだろう?」を文章にしてみました.
自分が考えていること全てを文章にはできていないので,伝わりきらないところ,誤解を与えてしまうところがあると思います.つっこみを入れたいところがあれば,ぜひ,コメントをお願いします.
冒頭にも書いたように,将来は教育に携わりたいなーと思っていますが,「自分には何が教えられるか,伝えられるか」「自分が教える・伝えることで相手にどうなってほしいのか?」がまだまだぼんやりとしています.でも,高専の後輩たちへの「すげえ面白いものをつくる・ことをするエンジニアになってほしい!」っていう思いは揺らぎません.「君らが高専で学んだことをベースにして,君らはすげえ面白いものや面白いことを生み出せるんだよ!」って伝えたいし,自分もそうなりたいなあと思っています.

*1:一般的には,研究室に入ってようやく先生との距離が近づくのではないかと思います

*2:文句言うなとは私は言いません.こちらが採点ミスしてるときもあるしね

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